珈琲イメージ

くつろぐために嗜む珈琲と紅茶のイメージの違い

珈琲と紅茶、嗜好品としての好みはどちらかに別れると思うのですが、私自身はどちらも状況に応じて嗜みます。
休日を有意義に過ごす為にお菓子を食べながら何を飲もうかと考えますが、そのメニューによってどちらに合うかがありますので、例えば強いコクのあるケーキなどの場合は珈琲を選び、優しいフルーツのケーキなどでは紅茶といったように、食べるものに応じた選び方になります。
一概に決まりきったルールがあるわけでもないのですが、やはりそのバランスによってより一層美味しく頂けるかどうかの微妙な差はあるように感じます。
確率で言うなら、無意識のうちに珈琲を飲んでいることが多いように自覚していますので、単体で見れば、つまり飲み物だけの時ならばほとんどは珈琲ですが、お菓子が似たようなテイストのこともありえます。
フランス菓子がお好きな方なら知らない方はいらっしゃらないと思うのですが、オペラというケーキがあります。
これは典型的かつ伝統的な味のケーキですが、これにはおそらく紅茶の方が相性が良くたいへん美味しく頂けます。
なぜならばコーヒーシロップを使用するからで、敢て同類の風味を重ねて味わう必要はないだろうとの見解でもあります。
もちろん個人差もありますし、他の飲み物が合わないというわけではありませんが、取り合わせとしてのバランスが良いのは確かです。
やさしい口当たりのシフォンケーキなどの場合も、紅茶の方に分があるような印象があります。
ただしその場合は味の系統とのバランス以上に、シフォンケーキを好む方の層が紅茶志向が強いことが多いという見方もできます。
飲み物の色というのは、どうやらその味に比例するような錯覚をもたらすことがあります。
例えば紅茶が濃い色をしていると、苦みを強く感じるイメージがあります。
確かに煎れてからそのまま長時間放置しますと、風味が強くなり過ぎて本来の香り以上に苦みは強く感じるものです。
では珈琲に関して言うとどうかと申しますと、実は色の濃さと味の濃さは比例しないことが多々あるように感じます。
真っ黒に煎れた物であっても、焙煎の技術や鮮度、また煎れ方などによっては、期待ほどの濃厚な味わいを得られないことがよくあるのです。
それは豆自体の品質の問題がほとんどですので、どれだけ時間を掛けておとしたところで意味はありません。
その逆のケースとして、ほとんど色が着いていないものが、風味豊かな味わいで頂けることがないかと言われれば、これは経験上有り得ます。
何年か前、仕事の関係で出張した際に取引先に連れられて行った喫茶店でそれを飲んだ経験があります。
そのお店は色の薄いものが売りなのだと聞いて、最初は期待しないでついて行ったのですが、見た瞬間たいへん驚きました。
前もって話を聞かされずに見れば、紅茶と見間違えるのではと思うほど薄い色をしていました。
琥珀色に近い、どことなく黄金色とも言えるような色合いです。
しかし飲んでみるとしっかり珈琲の味がします。
それも通常好んで飲んでいる範囲内の濃さは保っており、何となく不思議な気持ちで飲んでいました。
お店の方の説明では濃さと味は関連性が無いとのことでした。
その時はわかるようなわからないような、少しすっきりしなかったのですが、薄い珈琲が強い風味を放ったのは現実として体験しました。
ただしすっきりしなかった理由は、おそらく先入観と習慣からくる違和感で間違いないと思うので、そういう物も存在することを知る事ができたいい経験でした。

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